あなたの知らない忍者の真実  #忍者 #NINJA

あなたの知らない忍者の真実 #忍者 #NINJA

2018年10月4日

こんにちは。

少し前に事ですが2016年に企画展「THE NINJA -忍者ってナンジャ!?-」の監修を担当した三重大学人文学部・山田雄司教授は忍者研究をされている事でも有名です。

「忍者の歴史」という著書も角川選書から出版されています。

現在、忍者が映画や漫画の影響で世界中から(ある意味)誤解されているような気もするので山田教授のインタビューなど読んでみました。

忍者の仕事

忍者は映画などで表現される忍術に代表されるスーパーマンのようなアクション・ヒーローのような存在ではなく、どちらかといえば現代の「諜報部員」や「スパイ」に近い存在だったようです。

「諜報部員」や「スパイ」と言ってもこれまた映画のイメージが先行してしまい実態が分からない方も多いと思いますが「諜報部員」や「スパイ」の仕事は主に他国の情報収集です。

そのためには目立つ事はご法度です。目立つと任務が果たせなくなるからです。忍者も同じように敵の情報収集が大事な仕事だったと山田教授は語っています。

一番必要だったのは「コミュニケーション能力」

忍者はかなり頭の良い人だったようです。儒教、薬草、火薬、天文学などあらゆる知識を持っていたそうです。

現代の諜報部員も相当に頭が良い事が必要なスキルのようで4,5各語は堪能にしゃべれないと務まらないようです。ただ喋れるだけでは会話にならないので文学や歴史など博識である事が求められるようです。

きっと忍者もコミュニケーションを円滑にするため博学だったと思われます。やはり映画などの忍術を使う忍術とは全然違うようです。

非常に地味な仕事もこなしていたそうです

例えば敵城の壁が高くて忍び込めないときは、遠くから穴を掘って忍び込んだり、壁に塩水を毎日吹きかけて腐らせたりと、地道な活動をしていたそうです。

これも映画のイメージとは大きく違いますね~。でも地味な事を続けるという事は強靭な体力や意思がないと不可能です。そこはスーパーマンだったんですね!

「情報収集」以外の忍者のもうひとつの大事な仕事は「撹乱」させる事です。英語でdisinfomation(偽情報)という活動です。

例えば民衆に紛れて敵国に不利な噂を流したり、時には混乱を起こしたりという工作活動をしていたそうです。これも現代の諜報部員と共通していますね!

もし、このような撹乱をさせる事ができる忍者がグループで敵国に侵入していたら、よくあるイメージのように忍術の使える忍者以上に相手にダメージを与える活動が出来たと思います。

歴史研究家がよく「忍者を使わなかった武将はいなかった」というのはこういうところから来ているのでしょう。

武術訓練などを盛んに行っていた忍者組織もあったそうです。

これも兵隊のように相手を蹴散らすためではなく、自分が捕虜にならないように、あるいは襲われても逃げられるように鍛えていたようです。

ただ、それらは内々で受け継がれてきたので系統立てて、武術のようにまとめられていなかったので現在では詳しい事はほとんど分かっていないそうです。もったいないですね。

でも、海外でニセ忍者学校が出来ている話はよくあります。一応、日本の本当の文化を伝えるためにも「現代忍者協会」みたいなものを立ち上げて日本がリードしていかないと、既に世界中に広まっている「ニセ寿司」みたいにならないようにしなくてはいけないですね。あれ??でもそのためには、やはり神秘的な面を残す必要があるのかもしれませんね

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