和柄Tシャツのモデル「ドラゴンと龍」の違いとは?

和柄Tシャツのモデル「ドラゴンと龍」の違いとは?

2018年10月2日

こんにちは。

「ドラゴンと龍はどう違うの?」

よく言われている事です。

ドラゴンは西洋の架空の生き物です。特徴として、蜥蜴ないし蛇に似ています。さらに大型の爬虫類様生物あるいは哺乳類的な基本骨格(立ったり、太い足があったり)します。

また鱗や長い尻尾などの爬虫類的な特徴を持っています。さらに鋭利な爪や牙を持ち、コウモリのような翼で空を飛び、しばしば鼻や口から炎を吹いたりします。

宗教的に見るとキリスト教世界では

古代中東の伝統を受け継いで悪魔と同等の扱いの忌むべき存在である事が多いです。

例えば『聖書』の「ヨハネの黙示録」に登場する赤い龍は魔王サタンであると記され、大天使ミカエルと戦って敗れる様が書かれています。

西洋の民話では様々な悪さをして、それを若者が倒し英雄になるというストーリーが非常に多くあります。

それに対して龍は中国や日本などアジアでの架空の生き物です。その外見は蛇がベースとなっている事が多いです。その由来はインドの蛇神であり水神でもあるナーガが中国に伝わった際、多大に影響を与えたと考えられているそうです。

西洋では悪魔のような悪の存在であるのに対して中国や日本の龍は神獣・霊獣という捉え方をされ、どちらかといえば神に近い存在です。

似たような姿のドラゴンと龍ですが一方は悪魔、一方は神という違いが興味深いですね。

これには西洋は狩猟民族で「奪い合いあう」歴史があったため自然ですら闘い克服する対象であったという事が影響しているのでは?と個人的には感じています。

他にも、日本の形は日本海側が「昇り龍」太平洋側が「降り龍」の形をしているとも言われています。日本の形がどこから見ても龍そのものなのです。

日本人にとって龍は神でもあり故郷でもあるのかもしれません。

龍は優しさにも満ちています

雨を降らせて人々を救います。全国にその昔話が残っています。

特に奈良県のこの話は有名です。(wikipediaより引用)

昔、奈良地方がひどい旱魃に見舞われた際、雨乞いの祈祷のために人々が僧の元で法華八講を修した。

講が終わった後、一人の老人が僧に近付き、自分が竜宮に住む小竜であること、竜女成仏の文に感心したので地上の大旱魃を救うべく雨を降らせること、しかし竜王に許可を願い出ぬまま雨を降らせれば自分は竜王の怒りに触れて殺されることを話した。

直後に雲が降りてきて老人の姿が消え、間もなく雲に覆われた空から雨が降り出した。

喜んでいた人々は、身体を3つに切断された龍のなきがらが空から落ちてきたのを見つけた。

人々は身体のそれぞれを3箇所に葬った。

葬った場所には竜頭寺、龍腹寺、龍尾寺と呼ばれる寺が建立された。

龍腹寺は奈良市北之庄町にあったという。

最後に

やはり、龍は私たちを身近で見守ってくれている神ですね。

日本人のココロを分かってくれているような気がします。

ドラゴンは外国のものなので言葉も通じないし、話も通じなさそう(苦笑)

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